私達は、昨年までメイプルシロップの商品開発と、葛川の集落のひとつである町居の粘土をきっかけにした、焼き物作りに取り組んできました。前期は、メイプルシロップ開発と焼き物開発の今後の可能性について検討しました。
メイプルシロップは、樹液を商品化するために必要な量を採取したり、加工して販売したりする難しさに直面しました。一方、焼き物は、地域の魅力を発信するご当地商品として適していると分かりました。今後、焼き物開発に絞って活動を続けていくことにしました。とは言え、焼き物のもとになる粘土はどうするのか、焼くための窯をどうするかといった多数の問題点が、浮かび上がってきました。そこで、粘土や、窯、滋賀の焼き物について調べました。
まず調べたのは陶芸用の粘土です。白土は、一般的によく使われている土で、焼き上がりが、白っぽいのが特徴です。生の状態だと、グレーがかった色なので「白土」と言われてもピンとこなかったです。赤土は鉄分を含有している土なので、焼き上がりの色がレンガのような赤茶色や黒っぽい赤になります。黒土は白土や赤土より値段が高いデメリットがあります。他にも、磁器土や半磁土、鍋土があります。町居の土は鉄分が多いと言われたことから赤土に近いかもしれないと、僕は思いました。

 次に、焼き物の種類について調べました。焼き物には、大きく分けて陶器と磁器があります。陶器は「土もの」と呼ばれ、その名の通り陶土と呼ばれる陶器特有の粘土が使われています。ひび割れが起きやすいため、ガラスの材料になる珪石や長石を混ぜる事で強度を上げるのが一般的だそうです。次に磁器についてですが、原材料の岩石や鉱物に由来して、「石もの」と呼ばれているそうです。原材料は主に石英や長石といった陶石を砕き、粉末状にして、粘土と混ぜて使うそうです。町居の粘土に珪石や長石を混ぜる工夫も加えてみてはどうかなと思いました。
さらに、陶器を焼く方法を調べました。一つ目の方法は、野焼きです。野焼きとは、簡単に言えば、焚き火を焚いてその中に粘土を入れて焼くというものです。これは、直ぐに準備が出来ますが、熱効率が悪いです。費用はあまりかかりません。二つ目の方法は、ピザがまを改造して、それを使って焼くというものです。こっちの方が熱効率は、いいです。ただしお金(費用)がかかります。

 僕は滋賀県の焼物「信楽焼」について調べました。信楽焼はお茶文化と共に受け継がれています。古くから良質なお茶を産み続けた信楽の土は、信楽の土地に根付くもう一つの産業、製陶にも生かされてきました。また、商業の発達と共に、食器などの生活雑器も生産するようになった信楽は、古くから続く、たくましい産地として、日本六古窯の一つに数えられています。
最後に、信楽焼と言ったらなぜ狸なのか?について調べました。始まりは、明治初期創業初代の藤原銕造氏が、清水焼の窯元で修業していた月夜の晩、狸たちが「ポンポコポン」と音羽川の河原で腹鼓を打っていたという夢のような不思議な体験をしました。その姿を焼き物で再現しようと思いつき、信楽で狸の焼き物を作り始めたのが始まりと言われています。有名になったのは、1951年、昭和天皇を、信楽狸を並べて、お出迎えをしたことからだそうです。私はこの事を知り、信楽の狸のように、この葛川・久多の生き物や自然を活かした物を、陶器で作れたらいいなと思いました。後期は、自分たちで作品を作り、焼いてみたいです。そして、この葛川、久多をアピールできる焼き物は、どんな物なのか考え、行動していきたいと思います。

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