秋を探しに葛川坊村町へ探検に出かけました。坊村町には役場があったり郵便局があったり、小中学生が毎日お世話になっているスクールバスの車庫があったりと、葛川地域の中心ともいえる場所です。ドングリなどの木の実を拾ったり、大きな葉っぱを集めたりしました。子どもたちが目を輝かせたのは道端のキノコ。毒の有無を見分ける方法を子どもが教えてくれました。「わりばしではさんで、紫の汁がついたら毒キノコ」って…それホンマか!?

毎年7月に比叡山のお坊さんたちが修行に訪れる明王院とその鎮守、地主神社。「坊村」という地名の由来はこの修行僧が集ったからだとか。修行の最後の夜には葛川太鼓廻しという葛川独自の奇祭が行われます。明王院を訪れた子どもたちは「ここお祭りのあるところやろ?来たことあるで」と得意気に言います。明王院からの帰り道、長い階段を何度も下りたり上がったりしながら、段数を一生懸命数えました。

今年度の町探検のしめくくりに、葛川坂下町へ行きました。町探検のメンバーの中にこの地域で暮らす児童がおり、みんなの案内役を買って出て、何カ所かあるらしい「鹿スポット」を教えてくれました。ちょうど紅葉がきれいな時期で、大きな葉のモミジに出会いました。学校に植わっているイロハモミジよりも大きな葉っぱが散り、赤い絨毯を作っていました。子どもたちは、お土産に持って帰るモミジの葉をもくもくと選んでいました。

中学校を卒業する生徒から後輩へのメッセージ
山・川のこと学びます