地域の魅力は“豊かな自然”と“便のよさ”です。これは、地域の魅力を調べるために行ったアンケート結果です。2019年1月、私たちは、学校が管理する学校林のスギや、校庭のモミジ、地域のウメといった草木によるハンカチ作りのワークショップを企画しました。このワークショップでは、天然染料を用いた染め物の美しさを知るだけでなく、地域の活力を高めるための名物づくりを進めるきっかけとなりました。

6月、京都市中京区にある「手染メ屋」を訪問し、天然染めのワークショップに参加しました。ワークショップでは、私たちの地域とゆかりのある「紅花」について学び、紅花染めを体験しました。

江戸時代の京都では、たくさんの紅花が消費されており、産地の山形から鯖街道を通って運ばれていました。鯖街道は私たちの学校の前を通る街道です。紅花からは美しい赤色を出すことができます。もし、伝統的な美しい天然染めで名物を開発できれば、素敵な色の商品ができるだけでなく、今は廃れてしまった資源からイノベーションを起こすことができると期待しています。

筏師〈いかだし〉に思いを寄せる
キャッチコピー開発からのポスター制作!