僕たち3年生は昨年度取り組んだ活動をもとに、古来より伝わる水文化や、自然の美しさ、豊かさを発信し、地元地域の活力を高めたいと考え、「筏流しの再現」びわ湖イカダ旅に挑戦しました。
このイカダ旅に向けて僕たちはオーパルさんにお世話になってイカダ体験をしました。3人で協力して漕がないと進みません。風向きや波の様子でも進み方が変わります。イカダの組み方も工夫しないといけないことがわかりました。また、プールでイカダを漕ぐトレーニングもしました。イカダ組み・テーブルセット作成に協力いただく松井建設の梅本匠さんとイカダの設計等について打ち合わせをし、松井建設さんの仕事場でイカダ組をおこないました。

古来より、筏師は地域で育った木々を筏に組んで街まで運んでいました。僕たちは、かつて筏師が地域の資源を街に運んだように、この地域の水文化、魅力、課題をこの地域の外に運びたいと考えています。そして2021年の夏、僕たちは地元地域で育ったスギの木で筏を組み、安曇川流域の河口から、びわ湖イカダ旅に出航しました。おおよそ30kmの道のりを3日間かけ、道の駅びわ湖大橋米プラザに丸太を運びました。

運ばれた丸太は、びわ湖大橋米プラザのデッキでテーブルベンチとして利用されています。山間の資源である丸太を街に運び活用してもらうことで、僕たちの暮らす葛川・久多や葛川小・中学校が未来につながっていけばと願っています。長い年月をかけて育ち、運ばれてきた丸太の温もりでくつろいでいただき、山間の地に息づく水文化、そして山間で暮らす子供たちの願いを感じていただければ幸いです。

久多・坂下の素敵なところを見つけたよ!
『葛川・久多の自然ガチャ』で学校の廃校危機を救いたい!!