地域のこと
河童のガワ太郎
ガワ太郎は安曇川流域の水の豊かさの化身です。葛川小中学校の児童生徒は、ガワ太郎をモチーフに多様なキャラクター開発を行ってきました。
子供水力発電所では、地域の伝承に登場するガワ太郎や、森林資源から生まれた木製水車を明るく照らしています。山間の価値が広く伝わり、私たちの学校、私たちの地域が、いつまでも明るくあることを願っています。
筏流しと筏師(いかだながしといかだし)
葛川・久多の資源は豊かな水と森林資源です。かつて、山間で暮らす人々は、切り出した木々を筏に組み、川に流して街まで運びました。伝統の「筏流し」です。筏流しに従事する人は、「筏師」と呼ばれ、子供たちの憧れでした。時代の流れとともに山間の産業は衰退し、戦後まもなく筏師は姿を消しました。しかし、安曇川流域では伝説の筏師「シコブチさん」がいくつもの神社に祀られ、独自の水文化を息づかせています。河童退治のシコブチ伝説もあります。
シコブチ伝説
ある日、筏師のシコブチさんが川を下っていると、筏に乗っていたはずの息子の姿がない。あわてて辺りを見渡すと、水の中に河童のガワ太郎と息子が沈んでいた。シコ
ブチさんはガワ太郎をこらしめ、息子を川から助け出した。こうしてシコブチさんは安曇川流域の守り神となった。
<児童生徒がこれまでキャラクター化したガワ太郎>