僕たち中学3年生は、昨年度から、太鼓廻しの面白さを広めるための方法を考えてきました。このプロジェクトの締めくくりに向けて絵本制作に取り組んでいます。
絵本の内容については、昨年度につくった物語を自分たちで確認した後、葛川の歴史に詳しい葛野常喜さん、葛野常満さんにお話しを伺い、絵本のストーリーを見てもらい、歴史との違いがないか、アドバイスをもらいました。太鼓廻しの歴史や言い伝えについて、もう一度確認することで、太鼓廻しについてより深く理解することができたと思います。

絵本のデザインについてはKCLプロジェクトのWebサイト更新をしてくださっている高橋さんに相談し、製本するときの本のかたちや料金について2回打ち合わせを行いました。ルビ打ちや、漢字をどこまで使うかなど、たくさんの人にわかりやすく伝えるための配慮についてのアドバイスをしていただき、絵本の奥深さに改めて気づきました。

絵のデザインについても高橋さんが講師をしている専門学生の方々に依頼しています。ラフ画を見せてもらいながら、レイアウトなどを相談しました。とてもかわいいデザインで、今から完成品を見るのが楽しみです。
あとがきについては、ふるさと未来科の時間を使ってたくさん考えて完成することができました。1年生のときから抱いていた、太鼓廻しに対する自分の思いをしっかり書けたと思います。

2学期からは3つのことに取り組んでいこうと考えています。
1つ目は、絵本の製本・出版です。自分がつくった物語が絵本になると思うと、とてもワクワクします。
2つ目は小学校と図書館への寄贈です。これは、大津市内に限定しての寄贈を考えています。
3つ目は絵本を葛川小中学校の子ども達にも知ってもらうことです。これについては絵本を発表する機会を設けて葛川小中学生に見てもらう予定です。

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