小学5年生は、私たちの地域「葛川・久多」のためにできることは何かを考え取り組んでいます。KCLのK(Know)の観点から、自分たちがおすすめできる情報を発信するにはなにがいいかを考えました。その結果、葛川小学校の良いところ、葛川・久多の自然をまとめ、自分たちのおすすめを紹介するパンフレットを作ろうとしています。卒業生達が作った過去のパンフレットも参考に、自分たちが今おすすめしたいことはもちろん、5年生でまた別に取り組んでいる地域のゆるキャラを生かす活動、空き家を生かす活動などのことも掲載できればよいと考えています。
KCLのC(Come)来てもらうために、魅力的なゆるキャラを作ってはどうかと考えた5年生。そこで、卒業生が地域の方と一緒に作ったゆるキャラ「かっざる・くたざる」の再検討をすることにしました。検討を進めるなかで地域の方から貴重な意見をいただきました。それは、農業被害があることで、地域の方の「猿」のイメ
ージがあまりよくない故にもう一つ愛着がわかないのだ、という現実でした。山との距離が近いことで、かわいいだけでは語れない山間部特有の野生動物への意識があることを知りました。
猿は地域の方々にとっては厄介者ですが、共存していかなければいけない存在です。このゆるキャラ達はそれぞれが持ち物や服装などで地域の素晴らしさを伝えてくれています。そこで、彼らが地域の魅力を伝えてくれるようなお話をつくり、葛川・久多をアピールできないかと考えています。