私たち3・4年生は、葛川・久多のよさは豊かな森林と川が関係していると考えました。そのことについて、みなさんに知ってもらいたいと思い、調査をしました。
葛川少年自然の家でのやまのこ学習では、みんなで安曇川に入って水生昆虫を探しました。石のうらや岸に近い川の流れが緩やかな場所を中心に探すと、見たこともないようなとても小さな生き物がたくさんいました。また、おたまじゃくしや小さな魚のような生き物、カニもいました。調べてみると、きれいな水が好きな生き物が多いことから、安曇川の水はきれいだということが分かりました。
やまのこ学習事前授業では、森林と水の関係について学びました。森林がある土地の土は、粒が小さいものと大きいものがあり、落ち葉なども混ざっていて触るとふかふかしていました。森林がない土地の土は、粒が小さく触るとさらさらしていました。色水を使ったろか実験では、森林がない土はすぐに色のついた水が出てきた一方で、森林がある土の方はポタポタととてもゆっくりですが、透明のきれいな水が出てきました。その違いを見てとても驚きました。きれいな安曇川は、葛川の森林のおかげだということが分かり、葛川の森林の大切さを強く実感しました。
1学期は、やまのこ学習を中心に森林と川の関係について知ることができました。今後は、安曇川のきれいさを場所や方法を変えて調べ、それらをポスターなどにまとめていきます。また、山の土を使って自分たちでも濾過実験を行い、どのような山が必要なのかを考えたり、山に生えている木の役割について詳しく調べたりしていきます。さらに、間伐を体験し、その必要性や間伐材の有効な使い道について考えていく予定です。