葛川・久多地域では、昔、山から切り出した木々を筏にくみ、安曇川を下って出荷していました。筏師をやっておられた方から筏流しや筏師の苦労についてお話を聞きました。筏の作り方も教わり、ミニチュアを作って川に流しました。
「自分たちで間伐した木を使って、筏を作り、乗ってみたい」という思いに駆られ、地域の方に協力していただき、葛川仲平の山で間伐体験をしました。一本の木を切るためにいろいろな道具や工夫が必要なこと、その作業はとても危険で、真剣にやらなければならないこと、思った以上に力がいる大変な作業であることを学びました。
筏を作るための材料や組み方、完成図を考えました。地域の方に竹をいただいたりロープの結び方を教えていただいたりしながら筏が完成しました。
葛川森林キャンプ村の池に水をためてもらって乗ってみました。2人まで乗ることができました。竹さおで筏をこぎ、筏師に思いを寄せてみました。川に流して乗ってみたい、“ふるさとを知る”思いは続きます。