中学1年生の私たちは、『〜オオサンショウウオを保全しよう!「江賀谷川河川調査」〜』プロジェクトをしています。
4月21日に、びわこベースの関さんに来ていただき、出前授業をしていただきました。そこでは、琵琶湖の固有種や絶滅危惧種の一覧、びわこベースの取組について学びました。最後には、ヒキガエルを触らせてもらいました。オオサンショウウオと同じ両生類を触ってオオサンショウウオに近づけた気がしました。

5月20日に、河川調査に向けて、中学校全体で琵琶湖博物館に行きました。初めに、琵琶湖博物館で獣医をされている松岡さんに、生態系の保護についての講義をしていただきました。「生態系の保護は、生き物を守るだけでなく、その生き物がいる地域の文化の保全も大切である。」ということを学びました。また、「日本では、中国から来たチュウゴクオオサンショウウオやその交雑種は、駆除の対象となっているが、中国では、チュウゴクオオサンショウウオは絶滅危惧種であり、保護の対象になっている。」ということを初めて知りました。その種のいるべき場所での保全が大切だということも、学びました。
講義を聞いた後は、博物館の展示を見て周りました。2匹展示されているオオサンショウウオも見ました。1匹は、在来のオオサンショウウオでもう1匹は、交雑種のオオサンショウウオでした。2匹とも見ましたが、そっくりで見分けがつきませんでした。そして、2匹とも想像以上に大きくてびっくりしました。

7月11日には、滋賀県オオサンショウウオを守る会から水戸さんに来ていただき、オオサンショウウオの生態、河川調査についての授業と、江賀谷川の下見をしました。オオサンショウウオの人形を用いて話をしてくださり、とても分かりやすく面白かったです。オオサンショウウオがどんな生き物かよく分かりました。河川調査の下見にも行きました。オオサンショウウオの住処になりそうな大きな岩の隙間など見つけることができました。
夏休みに入ってから、7月28日には、オオサンショウウオ捕獲の為の罠を設置し、7月29日、8月25日に河川調査をする予定です。オオサンショウウオを見つけられるように頑張りたいです。
2学期には、河川調査の結果をまとめ、オオサンショウウオが見つかれば、グッズ開発や飼育の許可がもらえるような取組を考えています。オオサンショウウオを通じて、地域の魅力発信をしていきたいです。

他にも、合同鯖缶づくりや地域探検に取り組みました。
5月8日には、NPO法人葛川共創ネットワークから、森さんに来ていただき、合同鯖缶づくりをしました。森さんには、葛川共創ネットワークの取り組みについて教えてもらいました。葛川共創ネットワークでは、地域を盛り上げるための活動をされているそうです。また、鯖缶づくりでは、鯖缶のデザインを考えさせてもらいました。色々なアイデアを出し合って、考えました。7月に商品化されます。どんなものができあがるか楽しみです。

5月19日と6月19日に、2年生と合同で地域探検をしました。
5月19日は、学校から歩いて中村町をまわりました。歩いている道中に、たくさん写真を撮りました。撮った写真は、地域魅力発信レポートにまとめました。
6月19日の地域探検は、スクールバスで細川町へ行きました。細川町で開かれている「遺され村の美術展」を、上田さんに案内してもらいました。細川町の色々な場所に作品が置いてありました。知らなかった場所や、普段行かないような場所にも作品が置いてあり、楽しかったです。この2つの地域探検で素敵な写真が、たくさん撮れました。
