私たちは、天然染め・紅花染めで商品を開発することで、葛川・久多を知ってもらおうと取組を進めてきました。しかし、3月から5月までの休校により、プロジェクトに取り組める時間が短くなってしまい、自分たちで商品を開発するのが難しくなりました。そこで、私たちは、商品そのものを作り出すのではなく、紅花で染めた素材を提供し、商品作りを他人(ひと)に任せる事にしました。紅花染めでお世話になっている先生に素材の染め方をおしえていただき、その後、自分たちだけで、糸や布を染めました。そして、もの作りに興味のある大学生とオンライン会議を持ち、自分たちの地域創生に対する思いや取組を伝えて、商品を作ってもらいました。その商品を、どこで、どのように販売すれば、私たちの活動を葛川・久多を知らない多くの人に知らせることになるのか、アドバイスをいただきながら考え、私たちは、オンラインショップ、Creemaに自分たちのページを開設することにしました。開設から2か月ほど経って私たちの商品が初めて売れました。とてもうれしかったです。 商品を購入された方がこの地域を感じて使っていただけるように心を込めてラッピングをして送りました。

また、今年の8月には、地域創成に取り組んでいる東京学芸大学附属国際中等学校の高校生とつながることができ、地域創生に興味がある中高生とオンラインイベントを行いました。普段、自分たちが住んでいる地域のために活動を行っている私たちが、自分たちの住んでいる地域以外で活動を行っている人たちと関わることで、今までになかった刺激をもらうことができました。このイベントを通じて、いろいろな人に私たちの取り組みを知ってもらえたと思います。

私たちは活動を行う中で「人と人とのつながり」を大切にしてきました。私たちの活動は地域や人のつながりの中で成り立っています。アンケートをもとに活動内容を考え、取組を進める中で、新しい出会いがあり、その出会いがもとになってさらにつながりが広がっていっています。京都を訪れて染めを教えてくださった先生とつながったことで、京都の大学生と一緒に商品づくりに取り組むことができました。また、その先生に紅花について教えてもらったことで、山形と京都、そしてこの葛川がつながっていたことを知り、私たちの取組がその道を再現していることに気づきました。私たちは、商品開発を通して、葛川・久多の魅力を知ってもらおうといろいろな取組を行ってきました。これからは、その商品の販売などを通して、もっとたくさんの人に地域の魅力を知ってもらい、実際にこの地域を訪れてほしいと思っています。これからもKCLプロジェクトが続き、今よりもっと、葛川・久多が活気あふれる楽しい地域になればいいな、と思います。

筏流しで水文化を発信