中学2年生は、3年生と一緒に取り組む焼き物開発に加え、2年生独自の取り組みとして、葛川の明王院に伝わる伝統の「太鼓廻し」を知ってもらう活動に取り組んでいます。「みんなで廻そう太鼓廻しプロジェクト」の活動をしました。
まず、みんなで廻そう太鼓廻しの活動については、前期に考えた、太鼓廻しを後輩達に伝えるという活動をしました。僕たちが、去年と今年の太鼓廻しを経験して感じたことや、思ったことをまとめたオリジナルストーリーを作成しました。ストーリーの作成では、低学年の児童にもわかりやすく伝わるように、できるだけ簡単な言葉を使う事や、起承転結をはっきりとさせておもしろいストーリーにしたいという思いがあり、図書室の絵本を参考にたくさん読みました。
そして10月に行われた紅葉祭で、地域の方々をはじめ、葛川小、中学校のみんなにオリジナルストーリーの紙芝居を披露しました。たくさんの方がとてもわかりやすくていい内容だったと褒めてくださり、「みんなで廻そう太鼓廻し」の活動についての新たな展開も生まれました。今後は、オリジナルスト-リーに太鼓廻しの歴史を追加し、もう少しバージョンアップさせます。そして大津市に住む、大津っ子のみんなに太鼓廻しのことを知ってもらえるように活動を進めていきます。太鼓廻しのことを知り、葛川に興味を持ってもらい、葛川っ子が増えることを目指してこれからも活動を進めていきます。
次に、焼き物活動についてです。3年生と一緒に行う焼き物活動もいよいよ最終段階となりました。、昨年から陶芸の勉強や、試し焼き、オリジナルがわたろう作品づくりなど様々な取り組みをしてきました。
10月末、1日がかりでオリジナルがわたろうの本焼きを行いました。試作品の本焼きを行った際には、釉薬が溶ける1200度に到達せずに悔しい思いをしたので、今回の本焼きは、やる前からとてもドキドキしました。火の管理をする当番作業にも慣れてきて、1年生の後輩と一緒に当番を担当して、温度が徐々にあがるように薪をくべ続けました。
そして、みんなで協力してがんばったおかげで1200度の到達することができました。1200度に到達したときは、夜の20時になっていました。
目標の1200度に到達する事はできたけど、まだまだ改善できる点はあると思いました。
そこで、僕たちは、3年生と作り上げてきた焼き物活動を来年も継続していきたいと思っています。2年生のうちに、次にどんな作品をつくるかということや、本焼きの日は1日がかりの活動なので、学校全体で盛り上げて活動できるように「焼き物の日」という行事を設定するなど、計画していきたいと考えています。先輩達と作り上げてきた、焼き物活動をより良い形にして引き継いでいけるようにしたいです。
そして、11月に職場体験として、焼き物活動でお世話になっている清水さんの工房へいきました。焼き物について普段、たくさんのことを教えてくださっている清水さんが陶芸家としてどんな仕事をしているか学ぶことができました。
個展の準備や、ロクロを使った作品作り、土探しの活動させてもらいました。普段からお世話になっている方だったので、質問など気軽にすることができ、いろんなことを教えてもらい、貴重な経験となりました。職場体験がKCLプロジェクトの活動と繋がっていることで、焼き物活動の新たなアイデアの参考にもなり、今後の活動に生かすことができると感じました。
集大成となる来年の活動に向けて、みんなで廻そう太鼓廻しも焼き物活動も見通しがたってきたので、このまま続けてがんばっていきたいです。