地域のこと

地域の特性

葛川の地は、滋賀県南西部に位置する大津市の北部にあります。
東は比良山系、西は丹波山地に挟まれ、その昔葛川谷と呼ばれた安曇川上流の渓谷に沿って位置しています。

四季折々の変化を感じることができる豊かな自然に恵まれた地域です。
標高591mの花折峠を越え、国道367号線、通称「鯖街道」沿いに、南より平・坂下・木戸口・中村・坊村・町居・梅ノ木・貫井・細川の9つの集落が点在し、北は高島市に、西は京都市に接しています。

地場産業として、かつては山林を生かした炭焼きや、平安期よりの木地師の伝統を受け継ぐ木地職・木挽職など木材を利用した産業がありましたが、時代の流れと共に衰退してきました。
高度経済成長期に入り、職を求めて郷土を離れていく若者や家族が増え、過疎化・高齢化・児童生徒数の減少が大きな悩みとなっています。
平成元年度より、山村留学制度(若鮎留学)を導入して小・中学校の活性化を図ってきましたが、平成26年8月に山村留学制度を閉じました。
また、京都市左京区の久多地区よりの通学生(平成31年4月現在8名)がいます。
京都市の久多地区は京都市の北部に位置し、葛川地区と同様に過疎化が進んでいます。
平成30年度から小規模特認校制度を受け、平成31年度は、葛川学区外大津市内より18名が通学しています。

保護者をはじめ地域の人々は、学校に対して協力的で、学校と共に子どもたちを育てていこうとする思いが強くあります。

葛川、久多ってどんなところ?

葛川・久多は大津市と京都市の山間にある小さな集落です。
大津市中心部、京都市内から、車で1時間程度の場所にあります。

Q. 人口はどのくらいですか?
A. 葛川が120世帯 約220人、久多が40世帯約80人です。

Q. 買い物するところはありますか?
A. コンビニはありませんが、定期的に移動販売車がきます。
車で30分走れば、プラントや平和堂などの大型スーパーがあります。

Q. 仕事はありますか?
A. 農業、林業、水産業があります。街に働きに出ている人も多いです。

Q. 地域でとれる自然の食べ物は何がありすか?
A. ワラビやゼンマイ、コゴミなどの山菜、アケビやグミ、ノイチゴなどの果物、アマゴやイワナなどの川魚、シカやイノシシなど動物といった自然の惠みがたくさんあります。

Q. どんな災害がありますか?
A. 台風で土砂災害や倒木による停電が起こります。ですが、地域の人と協力して乗り切ります。倒木を薪として利用することもあります。

Q. 積雪で困ることはありますか?
A. 家の周りは家族で雪かきをしなければならないので一仕事ですが、公道は除雪車が朝から雪をどけてくれます。

Q. ライフラインは整っていますか。
A. もちろん!山水を利用している家もあります。地域にガソリンスタンドだってあるし、街に通いやすいのが葛川、久多のいいところです。