令和四年度、KCLプロジェクトが文部科学大臣賞を受けた日本水大賞では、滋賀県の三日月大造知事から推薦文やお祝いのお言葉をいただいていました。そこで、日本水大賞文部科学大臣賞の受賞報告とお礼に、葛川小・中学校を代表して滋賀県知事を表敬訪問しました。三日月知事に、私たちの開発する子供水力発電所の計画を直接聞いていただくことができました。知事からは「未来に大きな可能性を秘めたプロジェクトだと思う」という言葉をいただきました。大津市葛川は、滋賀県より「やまの健康」モデル地域に指定されています。今後も中山間地域の活力を高める広報活動に参加し、滋賀県の森林政策課と連携を進めていきたいです。

中学2年生が開発を進める子供水力発電所には、福岡の水力発電支援事業者リバー・ヴィレッジがコミットしてくださっており、定期的に来校いただいています。私たちは、水力発電で生み出した電気を使って、地域の活力を高めるためにどのようなことができるのかリバー・ビレッジと話し合いました。さらに、移住して住んでくれる若年層をターゲットに、どうすればより効果的に水の豊かさを通した葛川の魅力を訴求できるか考えました。そして、葛川の地が育む木材資源を生かした水力発電を作る道を選ぶことに決めました。

小中学校の文化祭である紅葉祭では、地域の方との懇話会の場を持ちました。私たちは子供水力発電開発の取組み発表を行い、地域の方から様々な意見をいただきました。そこでいただいた地域の声を集約し、話題性を重視した水力発電の計画を立てました。それは、地域資源で木製水車を設置し、地域に愛されるモニュメントを作り、安曇川流域に希望の光を灯す計画です。SNSで話題を広げ、KCLのK「Know知ってもらう」とC「Come来てもらう」に繋げる構想を立てています。

令和三年度びわ湖イカダ旅でお世話になった松井建設の梅本さんに、水車づくりへの協力をお願いしました。安曇川の支流、針畑川上流がご出身の梅本さんは、私たちの仲間に加わるお願いを、快く引き受けてくださいました。その後の話し合いの中で、水車の大きさやその材質、その重さについてアドバイスを受けたので、3学期に、リバー・ヴィレッジの方々と相談する場を設け、子供水力発電の完成に向けて詳細を詰めていきたいと考えています。

ご当地カプセルトイフィギュアの開発
焼き物に適した土を探して